ハードディスクとクラウドサービスの戦い
情報技術の発展がもたらしているのは便利さだけではなく、データサイズの肥大も起こしてきています。
より多い情報量のデータが利用されるようになってきている影響を受けて、その保存に必要となる容量も欠かせないものとなっているのが現状です。
少しでも保存できる容量が欲しいと誰もが考えるようになっていることを受けて、二つの業界が戦いを繰り広げるようになっています。
クラウドサービスとハードディスクです。
ハードディスクは外付けで簡単に取り付けられるようにしたものが1TBを越える容量を持つのが標準的になってきました。
これだけの容量があれば個人ではそれほど問題にならないことが多いものの、映像を編集してその保管も行っている場合にはそれでも足りなくなります。
そのため、精力的に研究が進められてさらに大きな容量を実現することが目指されています。
一方、現在台頭してきているのがクラウドサービスであり、サービスを提供する側のサーバー上にストレージ領域を提供してくれるのが基本です。
無料で10GBを越えるような容量を提供しているサービスもあり、個人でも法人でも利用価値が高いものとなってきています。
法人として大容量を必要する場合もありますが、その場合にも有料サービスを利用すれば1TBを越えるサービスを受けることもでき、容量無制限とすらしているサービスもあります。
クラウドサービスを利用するメリットとして、ストレージの共有ができるのも着目されている点です。
法人利用の場合には社員の間で同じデータを共有することができるため、スケジュール管理を行ったり、重要書類の一元管理を行ったりすることができるストレージとして活用が進んでいます。
また、個人でクラウドサービスを利用することによって自宅でもオフィスでも同じファイルにアクセスできるようにして仕事の効率化を進める人も増えてきているのが現状です。
データ容量の大きさの問題を解決するだけでなく、様々な活用の可能性が見出されてきていることからクラウドサービスに着目するケースが増えてきています。
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