最近クラウドサービスが流行していて、データの保存場所をオンライン上にしておくという人も多いことでしょうが、クラウドサービスといっても保存をしているのはハードディスクになります。
そのため、クラウドサービスを利用するにしてもハードディスクの基本を覚えておくということは重要な事になるのです。
ハードディスクというのはどのような仕組みになっているのかというと、磁性体を塗った円盤の上に磁気によって情報を書き込む仕組みになっています。
磁気ヘッドで円盤状に情報を記録しているのですが、ヘッドと円盤の間というのは隙間があいていてその間の距離というのはタバコの粒子よりも狭い隙間となっているので非常に衝撃に弱い装置となっているのです。
更に磁気で記録されていることから衝撃だけでなく、磁力にも弱いものとなっていて強力な磁石などを近づけられると情報が破壊されてしまう恐れがあります。
このように耐久性に何がある一方で、情報を間違って消去してしまっても仕組みとしてはその部分を読み出さないという処理をしていないにしか過ぎないので、特殊な方法を用いればその部分が上書きされてしまう前であれば読み出すことができる可能性もあります。
そのため、このような仕組みは誤って消してしまった場合には利点となりますが、逆に処分を考えているようなものの場合には安易に処分をすると情報を盗み取られてしまう恐れがあるので、情報を消去したから廃棄しても大丈夫ということにはならないのです。